琴葉株式会社 17周年ご挨拶
本日を迎え、2007年2月8日の琴葉合資会社設立より、17年を向かえることができました。
これも、皆様のお力添えがあったからだと感謝しております。
ありがとうございます。
私は、看護師、佐川急便、デイサービス、ケアマネ等を経て琴葉合資会社を、立ち上げました。
私は、物心ついた時から、おばあちゃんのそばにいました。
いわゆるおばあちゃん子でした。おばあちゃんのお客さんが来た時には、一目散にお茶を出し、気に入られるように一生懸命でした。
幼少期から、不思議な出来事に出会うことが多かったです。自動車事故によく遭遇、子供が車にはねられるところにでくわしたり、突然、倒れた人にあったり、おじいさんが、転んで頭から血を流していたり、等々いろんな場面に遭遇いたしました。元来、看護師になりたくて、看護学校に入学したというよりも、看護、医療の知識が欲しくて看護師の資格も取りました。
施設がやりたくて会社を作ったわけでもなく、ただお年寄りや、患者さんが、好きで困った人のためになるならば、と運営を始めました。
当時、私は一人ケアマネとして琴葉合資会社を立ち上げ、病院での夜勤バイト、施設の看護、介護指導を主に、コンサルティング業務、運送業をしておりました。
周りのケアマネより、老人ホームは、手がかかると思われる人は入れてくれない、吸引の回数が多い、呼吸器の利用者さんは見てくれない。行くところがないと。それならば、と考え開設しました。
今まで、色々な利用者さんに出会いました。
吸引回数の多い利用者さんには、呼吸器のDRを訪ね、認定看護師を訪ね、理学療法士を訪ね、相談させていただき、いかにして吸引回数が減らせるか、利用者さんが楽になるか。吸引回数が減れば、スタッフも楽になる、そして夜ぐっすり眠ることができれば、本人、スタッフも楽になる。そして、皆も笑顔になる。
大声を出してしまう利用者には、防音シートを設置する。
昼夜逆転している方には、日中起こし、散歩に行き、会話をし、日光浴をしていただく。
癌末の方への痛みの対応も、今の医療できること、施設でやれることは何か?をスタッフと話し合い、できることを行う。
苦痛が取れ、笑顔を見せてくれて、ご家族から、入院中より笑顔が多いなど言われると、とてもうれしく感じました。
スタッフ、家族、DRと協力し合い、利用者さんの事をスタッフと相談し、自分なりに思い、考え、どうしたらその人の最期をよりよく過ごせるのか?
ご飯が食べたい利用者さんには、嚥下訓練をし、呼吸器リハをし、VF検査をし、ご飯を食べてもらう。等々。
それに携わってくれたスタッフも、皆喜びました。そこに、自分自身の喜び、やりがいを見つけることで、今まで来ることができたと思います。
たくさんの利用者さん、ご家族、そしてたくさんの仲間(スタッフ)の支えがあったからこそだと心より感謝しております。
たくさんのスタッフと考え、DRの知恵を借り、家族と利用者さん、にどの方向へ向かいたいのかを話し合いながら。
私だけの考え、知識では、到底無理でした。今後も、皆の意見を出し合いながら、利用者さん、スタッフが過ごしやすい会社にしていきたいと思っております。
これからも、力を貸していただきたく思います。
一緒に、利用者さんに、喜んでいただける、良い施設を創っていきましょう。
よろしくお願いします。
そして、ありがとう
琴葉株式会社
代表取締役 伊藤直樹